花は“特別”ではなく“身近”に変えたサブスクの仕組み

素質×発想の転換で
お客さまの“欲しい”を
生み出す
パラダイムスイッチ起業プロデューサーの
西谷綾です。

古い業界であればあるほど
常識に凝り固まってしまっていますが
いまや生活様式も変わり
時代の変化が目まぐるしいので
その常識を疑うことで
新たなアイデア戦略が浮かぶヒントに
なるはずです。

それを実際に行った例として
日比谷花壇のサブスクである
ハナノヒの話をしますね。

まず花を買うことは
特別な人へのプレゼントだったり
特別な日のためのものだったり
日常的に家に花を飾ると言う習慣が
少ない人が多いのではないでしょうか。

そこで、ハードルが高いと思っていた層に
アプローチするために考えられたのが
このサブスクでした。

一般的な花のサブスクは、
家に配達されたりポストに投函されるものが
ほとんどでしたが、
ハナノヒは、プランに応じて
店頭で自分で花を選んで
持ち帰ることができる
と言うのが特徴です。

そうすることで、
自分で選ぶ楽しさがあるので
その時々でおいてある花に
興味を持ってプラン以外の購入も増えたことや
花瓶や日持ちを良くする花持ち剤など
周辺のものの売上にもつながるように
なったのです。

そしてコロナ禍から
家で過ごすことが増えて
花を飾ることで
居心地の良い空間づくりをしたい
と言う人が増えたせいもあって
利用者は3万人を超えるヒットとなりました。

生活様式が変わったことで
今までとは違ったユーザーへの
アプローチができないか、
と言うのをひとつの視点として
考えてみてくださいね。